“果物の宇宙を感じてみてください”
紹介文にひかれて書店で取り寄せてもらった「まどのむこうの くだものなあに?」。
四角い窓のある仕掛け絵本になっていて、表紙の窓には、いちごの表面の一部だけがのぞいています。写真かな?と思いながら黒い表紙を開くと、紙面いっぱいに描かれたいちご。絵でした。
おぉ。。。
いちごの産毛(正確には雌しべらしい)まで一本一本描かれていて、触ってもいないのに指にいちごの触感が生まれます。そしてページをめくると、これまたみずみずしい、いちごの断面。
「いちご」であることの絶対的な美しさ。
いちごはいちごとして、メロンはメロンとして。
反対からページをめくると、それぞれの果物の断面の一部が窓から見えて、これまた楽しめます。とにかく絵が素晴らしいので、ぜひ手にとってみてください。子どもも窓から見える果物を当てるのが楽しそうです。
★おまけ
まるのままのパイナップルを手にすることはほとんどないから、パイナップルの縦に切った断面を見ることもないんだけど、去年の夏、石垣島の友人が送ってくれたパイナップルが途方もなく美味しかったのだけは覚えている。パイナップルの美しさをしっかり見ておくんだった><
それにしても、神様って美的センスがあるなあとつくづく思います。
著 | 荒井真紀 |
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出版 | 福音館書店 月刊誌こどものとも2019年7月号 |
初版 | 2019年7月1日 |
備考 | ※2019年8月時点では、まだ一般販売はされていません。本屋さんで注文すると、在庫があれば取り寄せできます。 |