「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか?
〜決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本〜
友人のゲキこと(古屋悟司:ふるや さとし)さんの新刊です。
トップセールスマンだった会社員から経営者へ。
山あり谷ありの人生の中で、「数字が読める」ようになって世界が変わった自身の経験をもとに、「儲けの構造」がわかりやすく書かれています。
私自身、ゲキと同じように会社員から小さいながら経営者となって、この本はまるで自分の人生を読んでいるかのようでした。
お金の話はなかなかしづらいし、特に会計となると拒否反応を起こしがち。「数字」から自分が逃げてるとしたら、儲からないとか、なんで給料があがらないんだとか、会社に搾取されているとか思わなければいいんだけど、そこが人間、思うんだよね^^;;。
大事なのは、思った時に知らん顔したり誰かのせいにしないで、「なぜ?どうなってるんだろう、どうすればいいんだろう」って考えること、知ろうとすること。
この本を読んで、数字が読める、数字がわかるというのは、自分が誰とどういう幸せを共有したいのかを知るということだとつくづく思いました。社員やお客さま、事業を支えてくれる人たち、家族……。
特にガツンときたのは3つ。
・お金で解決できることも多いが、「劣等感」はお金で解決できない
・値上げをしても、お客さんから「ありがとう」と言われるようなお店を目指す
・「理不尽なこと」や「嫌なこと」「ストレスを感じること」に学びを得るチャンスが潜んでいる
ゲキは自分をさらけ出すけれど、苦労は人に見せません。努力も見せません。
そして、自分が困ったことや躓いたこと、その中からみいだしたことを惜しげなく軽快に伝えてくれます。経営者とスタッフがいっしょにお金のことを考えるのにぴったり。
お金、会計の本なんだけど、生き方の本。ぜひ、手にとってみて!
★おまけ
そういえばいつだったか、ゲキが、「やっと税金を払うことができた」と言ったことを思い出しました。とっても素晴らしいことですね。
著 | 古屋 悟司 監修:田中 靖浩 |
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出版 | 日本実業出版社 |
初版 | 2018年8月30日 |