頑張っても報われない時は、運が貯まっている時。努力してすぐ結果が出たり、何かいいことが起こったりする時は、貯めた運を小出しに使っているだけ。その時、周りからは「ついている」と見えるだけ。
運を転ずる機会は常にそこにあって、上機嫌の時にその感度は最大になるという。
つまり、貯めた運と上機嫌と時のめぐりあわせ。たとえ今、運に恵まれなくても何も終わらないし、そこから始めればいいだけ。
自分にしかできない大きな役割や、恵まれていることが誰にでもあります。しかし、自分と他人を比べている限りそれに心から気づくことはできません。自分の人生に集中する、そこからすべてが始まると。
私のまわりの「運にめぐまれていると感じる人」はどんな人かなぁと思い浮かべてみると、
・いつも上機嫌で目が輝いている
・たとえ困難を前にしても、それすら楽しむ覚悟と余裕を持っている
・他人にどう思われるかではなく、自分がしたいことをしている
・決断が早い
・好奇心に溢れている
・イマ、ココに集中している
・軸(ありかた)をもっている
・いつも同じことを言う
・失敗という概念を持っていない
・まわりを巻き込むよいうより、まわりに巻き込まれたいと思わせる「何か」をもっている
・他人を褒める
・他人に任せるのが上手
・助けを求めるのが上手
・相手のいいところ、強みを察知する力がある
・ひとりじめしない
・縁を大事にしている
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私はどうかな? あなたはどう?
★おまけ
私は小学校2年生の時に母を病気で亡くしました。母は入退院を繰り返し家にほとんどいなかったこともあり、申し訳ないくらい記憶にありません。(かーちゃん、ごめん)
母は若くして命を落とすという不運に見舞われたけれど、私はその後父の再婚によって、今の母と出会うという幸運を得ました。亡くなった母と長年の看病と苦しい生活を過ごした父が、「貯めた運」を私が受けとったのだと、この本を読んでそう思わずにはいられませんでした。
著 | 喜多川 泰 |
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出版 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
初版 | 2019年3月28日 |