おなかがぺこぺこのブタヤマさんは、道で出会ったキャベツくんを食べようとします。キャベツくんは、そんなブタヤマさんに「ぼくを食べると、キャベツになるよ!」といいます。すると、キャベツになったブタヤマさんが黄色い空に大きく浮かびます。
ブキャ!と驚くブタヤマさん。
それから、へび、タヌキ、ゴリラ……次々とキャベツになった動物たちの姿が空に。そのたびにブキャ!ブキャ!ブキャ!変わっていくブタヤマさんの表情がユニークです。
ブタヤマさんは、キャベツくんを食べるのか?食べないのか?
最後は、キャベツくんの優しさがぼのぼのと黄色い空に広がります。
ただただ楽しい本って豊かだなと思います。
長さんの絵は、ガツンとしているのに奥行きと広がりがあって、自分もその絵の中でこんな表情をしてみたいなあと思います。
★おまけ
キャベツといえば、お好み焼き。我が家のお好み焼きは、キャベツ丸ごと1個をちょっと太めの千切りにします。粉は少なめの水で溶き、焼く直前に具と合わせるのが水っぽくならないコツです。ちなみに、キャベツの葉は一枚一枚剥いで洗う派です。
著 | 長 新太 |
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出版 | 文研出版 |
初版 | 2005年2月1日 |