動物の仲間たちからいつも聞かれるのは、
「どうして、シマシマがあるの?」
そんなこと言われたって理由なんてわからないし、いつも同じ質問をされてうんざり。
ところがある日、「しまうまさんは、大きくなったら何になりたい?」と聞かれます。
「スパイの黒ひょうさんになりたい」と答えたしまうまくんに、動物たちは「おおきくなっても しまうまは しまうまのままだよ シマシマはなくならないよ」と言われてしまいます。
不安になったしまうまくんは、ほかの動物たちがどんな仕事をしてるのかをみに、自分にあう仕事はなんなのかをさがしにまちへ。
ケーキ屋やさん、美容師さん、パイロット。
みんな楽しそうに働いているではありませんか。
「あなたの得意なこと、好きなことはなに?」
「自分のことをよく観察してごらん」
いろんな言葉をかけられて、自分にしましまがなかったらぼくじゃないということに気づきます。
そしてみんなのもとへ帰ると……そこに答えが?
自分の目じるしは何? 自分に対してそんな問いをもっていたら、ぜひ手に取ってみてください。
★おまけ
子どもの頃、大人になったらウルトラマンのお嫁さんになりたいと思っていました。小学生では小説家にあこがれ、中学生では商業デザイナー、高校生では図書館司書か本屋さん。そして今、密かに建築家っていいなあと思っています。
著 | トビイ・ルツ |
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出版 | PHP研究所 |
初版 | 2009年12月14日 |